コンバータの作りとしては、BASIC で書かれたプログラムをテキストファイルとして読み込んで、Small Basic に変換した結果をまたテキストファイルとして出力します。
今回は PC-BASIC のファイル入出力を試してみたいと思います。
以前、F-BASIC で LISTX.BAS というプログラムを書きました。これは単純にファイルを読み込んで画面に表示する LIST.BAS というプログラムを拡張したもので、他のパソコンと通信するための XON/XOFF 制御を追加したものです。LIST.BAS があれば、それでも良かったのですが、F-BASIC のフロッピーから取り出していないので、LISTX.BAS で代用します。
LISTX.BAS 自体、LISTX.BAS で FM-77 から送り出し、FM-TOWNS 上のターミナルソフトで受信し、フロッピーに出力したものを現在使っている FMV で読み込みました。
さすがにそのままでは PC-BASIC 上で動かなかったのですが、エラー番号を修正するだけで、ファイルから読んで画面に表示することはできました。修正後のソースと実行結果をこちらに公開しました。
他にもいくつかの F-BASIC 向けプログラムを試してみた結果、F-BASIC で PRINT #2 となっているところは Syntax error になってしまい、PRINT #2,”” とすると PC-BASIC でも動作することがわかりました。
これでファイルの入出力はだいたい理解できました。
(つづく)
関連項目