先日、日本棋院で『日本囲碁規約』を購入して以来、囲碁のルールについて改めて調べていたところ、『囲碁の数理』という本に島田ルールというものが書かれていることを知り、本のタイトルにも非常に興味があったので、ネットでこの古書を購入しました。
送料込みで5,750円だったのですが、定価を見てびっくり。1円80銭でした。しかも初版発行が昭和18年(1943年)。太平洋戦争の真っ只中。
ということで、旧漢字と戦前のちょっと古い言い回しが使われているものの、内容は決して難解というものではなく、現在でも非常に有益と思います。
まだ読み始めたばかりなので、本書の本当のすばらしさは理解できていないとは思いますが、ざっと見ただけでもその価値は伝わってきます。今回の価格は定価の3000倍にもなっていますが、限定5000部のうちの1冊とすると、納得かもしれません。
本書の発行された昭和18年はまだ囲碁のルールが成文化されていなかったため、今日以上にこの本の価値は高かったと推察できますが、平成元年(1989年)に制定された現行の『日本囲碁規約』を読み解く上でも大いに参考になるでしょう。
これらの調査の結果は新たな囲碁プログラムに反映していきたいと思います。
なお、囲碁の各ルールについては、ウェブサイト「囲碁ルール博物館」にまとめられており、参考になると思います。


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