Microsoft Small Basic のバージョン0.1が公開されたのが、2008年10月23日（米国時間）で、かれこれ17年が経とうとしています。時代の流れによって Small Basic のサイトや関連サイトも様々な変化があり、今日に至っています。
2025年5月時点での Small Basic の使い方について、ちゃんと説明しているサイトが見当たらないことに気づきました。なので、ここに改めて Small Basic の使い方をまとめておこうと思います。
Small Basic 公式サイトほか
Small Basic の公式サイトは https://smallbasic-publicwebsite.azurewebsites.net/ です。http://smallbasic.com からも自動的にジャンプできます。カメのマスコット「シェルダン」（左）と「シェリー」（右）の横に「Download」と「Start」のボタンがあり、それぞれがデスクトップ版とオンライン版へのリンクになっています。
右下の「Announcements」はブログ記事へのリンク、「Forum Posts」は当時の交流の場 Small Basic Forum 記事へのリンクでしたが、現在はうまく動いていません。ブログは現在は、過去の記事も含め https://techcommunity.microsoft.com/category/educationsector/blog/smallbasic にあります。Small Basic Forum は MSDN Forums の閉鎖とともに閉鎖されましたが、LitDev氏の Small Basic Forum が https://litdev.uk/mybb/ で新たに稼働中です（英語です）。
また、Facebookのグループ「Small Basic Enthusiasts」 https://www.facebook.com/groups/smallbasic がSmall Basic 公開当初から継続中です（こちらも英語です）。日本語でのファンページは https://www.facebook.com/SmallBasicFunJapan です。
オンライン版の使い方
まず簡単なオンライン版について説明します。上記の公式サイトで「Start Coding Online」を選ぶと利用できます。プログラムは「Save」で Program.txt としてダウンロードフォルダに保存され、「Open」で開くことができます。
詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
デスクトップ版の使い方
デスクトップ版は上記の公式サイトで「Download Small Basic」ボタンを押すとダウンロードできます。SmallBasic_v1.2.msi というファイルがダウンロードフォルダに入るので、それを実行します。下記のブログにインストールから起動までの詳細が書いてありました。
LitDev拡張機能の使い方
デスクトップ版では拡張機能を追加することが可能です。Facebookのグループ「Small Basic Enthusiasts」では LitDev拡張機能を使ったプログラムが多く公開されています。LitDev拡張機能の使い方も簡単に説明しておきます。
まず https://litdev.uk に行きます。使い方はリンク「How to Install」のところに書いてあります。英語なので解説していきます。
上図の「LDPhysics」のポップアップ画像をクリックすると圧縮ファイル LitDev_v1.2.zip がダウンロードフォルダに入ります。この圧縮ファイルを解凍する前にファイルの上で右ボタンを押し「プロパティ」を選びます。下図のようなポップアップが出るので「セキュリティ」の「許可する」をチェックして［OK］ボタンを押します。
その後、解凍したファイルのうち、LitDev.dll、LitDev.xml、LitDev.De.xml を下記のフォルダにコピーします。
C:\Program Files (x86)\Microsoft\Small Basic\lib
上記の XMLファイルは英語版とドイツ語版のヘルプファイルです。日本語のヘルプファイルも作成してみたので、よかったら使ってみてください。
のんきさんの年月記 