JavaScript (39) MathJax について

JavaScript と直接関係ないのですが、HTML の話も JavaScript の連載の一環として取り扱おうと思います。以前の記事「数式の入力」でも紹介した、MathJax という数式整形スクリプトが新しくなっているようなので、再度解説したいと思います。
MathJax 自身は JavaScript で書かれていますが、利用するのに JavaScript の知識はほとんど必要ありません。むしろ数式を記述するための言語、MathML, TeX, AsciiMath などの知識が必要です。
今回是非紹介したいと思ったのは、HTML上に表示された数式の上でマウスの右ボタンをクリックすると、メニューが表示されるようになったことです。以前はこの機能はなかったと思います。
下図は本連載の「グラフ理論を用いた囲碁 数式一覧」というページです。数式の上で右クリックしメニューが表示されています。
図34 MathJaxのメニュー
【図34 MathJaxのメニュー】
このメニューから数式のソース(MathML コードや TeX コマンド)が取り出せるほか、数式のズーム(拡大)の設定やメニューの言語選択を行うことができます。下図は数式を拡大表示したところです。
図35 数式のズーム(拡大)
【図35 数式のズーム(拡大)】
どちらのスクリーンショットも Microsoft Edge で撮ったものです。MathJax はブラウザに依存せずに利用できるのも魅力です。

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