JavaScript (35) 棋譜ビューワー

前々回作成した SGF パーサーを改良して棋譜ビューワーを作成しました。viewer01 として公開しました。

【図31 棋譜ビューワー】
今回はかなりのコーディングをしました。主な内容は以下の通りです。

• SGFパーサーを完成させました。
• 完成させたSGFパーサーを使ってSGFの棋譜を読み込み碁盤上で再生できるようにしました。
• スライダーで再生のスピードを変更できるようにしました。
• 以前の日本語のコメントを英語に変更しました。
• コード表示で利用している SyntaxHighlighter のテーマを Aptana Studio 3 の色に合わせました。

一度にたくさんコーディングするとテストで手こずります。反省としては途中にゴールを設けて例えば棋譜の内部表現であるクラス Rec から再生する部分を先に動くようにして、それから SGF を Rec に変換する部分を動くようにする、といった工夫があると多少テストが楽になったのかなと思います。
とはいえ、デバッガ（Safari の Web インスペクタ）のおかげで、自分の作ったコードがどのように動いているか確認できたので、理解も深まり、誤りもスムーズに直すことができました。
多少気になっていることもあるのですが、一段落したので公開しました。気になっていることは以下の通りです。

• このプログラムで使う SGF の構文はもっと省略できます。
• 音の鳴り方がまばらです。
• ドキュメント作成時、JsDoc Toolkit　で警告が出ました。
• 気になったソースコードに // TODO のコメントを残しました。

JsDoc Toolkit の実行時に以下の警告が出ました。原因は追々調べようと思います。

otousanno-Mac-mini:jsdoc-toolkit nonki$ bash jsdoc.sh viewer01
>> WARNING: Trying to document onload as a member of undocumented symbol window.
1 warning.
otousanno-Mac-mini:jsdoc-toolkit nonki$ cat jsdoc.sh
java -jar jsrun.jar app/run.js "/Users/nonki/Documents/Aptana Studio 3 Workspace/nonkit/javascript/js/$1" -t=templates/jsdoc -d="/Users/nonki/Documents/Aptana Studio 3 Workspace/nonkit/javascript/jsdoc/$1"

ソースコードに // TODO というコメントを残すと、Aptana Studio 3 で[Window][Show View] [Tasks]を選ぶとタスクリストとして表示されます。
少しずつ開発できるように今後の計画をよく練って、次のステップに進んでいきたいと思います。