藍色

Small Basic や HTML で使われる Indigo という色のRGB値は #4B0082 ですが、この色は紫よりの色で、私が認識している藍色とは違うように思います。私の中ではむしろ緑よりのRGB値、たとえば #001188 のほうが(染物の)藍色らしく感じます。
手元にある『色の手帖』(小学館)では、インジゴ(indigo)の三属性値が2.5PB 2.5/5、CMYK値が100, 70, 10, 72(%)で、藍色の三属性値が2PB 3/5、CMYK値が100, 70, 20, 43となっています。
これらのCMYK値を後述の変換式[]によってRGB値に変換してみると、インジゴのRGB値が #001540 、藍色のRGB値が #002B74 になります。変換式は理想的なCMYKのインクを想定しているので、実際の変換式とは違いますが、傾向は掴んでいると思います。つまり、藍色はやはり赤(紫)よりではなく、緑よりの色であるということです。
ただ、『色の手帖』のインジゴの説明文に「ニュートンがプリズムを使って引き出した基本七色(赤・橙・黄・緑・青・藍・紫のスペクトル)の一つ藍色をインジゴと言った」とあり、このことで紫よりの Indigo が定義されたのかもしれません。
[
] CMYK値からRGB値への変換式
CMYK(シアン、マゼンタ、黄、黒)、RGB(赤、緑、青)のそれぞれの値を%で表すとすれば、式
R = (100 – C) * (100 – K)
G = (100 – M) * (100 – K)
B = (100 – Y) * (100 – K)
によって変換できる。実際のRGB値(0~255)を求めるにはこれに255を掛ければよい。

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