次は、どうぶつしょうぎに挑戦します。
将棋プログラムと言えば、情報処理学会が日本将棋連盟に挑むため作成した「あから2010」が話題になりました。このプログラムは複数の将棋プログラムの差す手を合議制で決めて差すという特徴があります。将棋プログラムも最後はミニマックス法を基本とする探索プログラムで詰みを読みますが、最近の将棋プログラムでは過去の棋譜から評価関数を自動学習する方法が功を奏しているそうです。
さて、Small Basicでどうぶつしょうぎのプログラムを書き始めて気づいたことは、囲碁や三目並べに比べ、駒の動き、取った駒をまた使えるようにするために、それだけで、プログラムが大きくなるということです。三目並べならミニマックス法のみで強いプログラムを作れましたが、どうぶつしょうぎではまともな思考プログラムをSmall Basicで組むのは難しそうです。

【図35 どうぶつしょうぎ】
というわけで、どうぶつしょうぎに関してはコンピュータとの対戦はまずは諦めて、人同士の対戦の棋譜を残すところまで作ろうと思います。
駒の動きをどう実現するか、リファレンスと、にらめっこを始めたところです。
(つづく)
