囲碁のプログラミングの前に、Small Basicの変数の型についてちょっと工夫してみたいと思います。もともとBASIC言語の変数の型は、実数型と文字列型の2種類で、Microsoft Basic, N-BASIC, F-BASICなどでは、実数は変数名がアルファベットのたとえばRで、文字列は$を付けたアルファベットのたとえばS$でした。Small Basicも変数は実数型と文字列型があるようで、変数名上の区別はありません。したがって、
X = 0.1
X = “string”
というプログラムを実行しても問題なく動作します。
ただ、プログラムの中では整数型や論理型でなければならない変数もでてきます。これらの型を正しく意識できるように、変数名の前にr, i, s, bのいずれかを付けることにします。また、Gotoの飛び先ラベルにもlを付けることにします。以下に例を示します。
rX = 0.1 ‘ 実数 (real)
iX = 1 ‘ 整数 (ingeger)
sX = “string” ‘ 文字列 (string)
bX = “True” ‘ 論理 (boolean)
lX: ‘ ラベル (label)
(つづく)
