開発のあれこれに入る前に、まず開発の対象である Small Basic Online v1.0(開発中)を使ってみましょう。使い方はごく簡単に GitHub にも掲載されていますが、マイクロソフトのITプロフェッショナル向けの情報サイト TechNet Wiki に詳しくまとめましたので、そちらを参考にインストール、実行してみて下さい。
インストールはまずサーバ側で JavaScript を実行するためのシステムである Node.js のインストールを行います。このとき同時に npm (Node.js Package Manager) と呼ばれるパッケージ管理ツールもインストールします。次に、npm を使って Small Basic Online をインストールします。Small Basic Online は Node.js のパッケージとして作られているようです。インストール後、npm を使ってローカルPC上で Small Basic Online を実行するウェブサーバを起動し、ブラウザから利用します。
【Small Basic Online v1.0】
上図が Small Basic Online v1.0 の起動画面です。
Small Basic v1.2 や Small Basic v1.3 に比べるとまだオブジェクトが Array、Clock、Math、Program、Shapes、Stack と TextWindow の7つしか用意されていません。これらのオブジェクトにはまだバグがあるようで、その修正やまだないオブジェクトの作りこみ(実装)がこのプロジェクトの作業になっていきます。
バグについてですが、現時点で例えば、Shapes.AddEllipse() 操作で作成した楕円の図形を Shapes.Move() で移動しようとしても移動しないことが判っています。また Shapes.AddRectangle() や Shapes.AddEllipse() で作成した長方形や楕円のサイズが Small Basic v1.2 や v1.3 に比べて小さいことも判っています。
まずはその辺りを直してみるということを行ってみたいと思います。
(つづく)