前回のつづきです。スネルの法則で屈折率と角度の関係はわかりました。ただ、プリズムの分光となると、周波数毎の屈折率の違いがないと色が分かれていきません。これはいろいろ調べてみましたが、定式化されていないようです。仕方がないので、ガラスメーカーのデータを参照することにしました。利用したのは HOYA グループのデータです。ここには C7 と F2 というガラスのデータが載っています。
これをもとにグラフを作成してみました。プログラム ID VGR488 で発行しました。
【図178 波長対屈折率グラフ】
この情報と前回のスネルの法則を組み合わせると、プリズムの分光の絵を描くことができます。作ったプログラムが MLM021-1 です。C7 は屈折率が小さいので F2 を使用しました。
【図179 プリズムの分光】