活路の式を実装し、碁盤プログラムで活路の表示をできるようにしました。プログラムを goban06.jp として公開します。
【図15 Goban 0.6】
終局に近づくにつれ、活路の数が地の数に近づいていきます。ただし、自石の一目の眼以外は埋めていくように打ちます。このように打ってみると、劣勢な石は途中で手がなくなりパスせざるを得なくなります。優勢な石は相手がパスする間、自分の地を埋めることになります。
プレイアウト(終局になるまでランダムに打ち続ける)では、自石の一目の眼以外は埋めるように打っていきます。すると、上記のように優勢な石が一方的に自分の地を埋めていく場面が発生します。日本のルールでは地(とアゲハマ)を数えるために、優勢な側が損をすることになります。これを防ぐには、石の数え方を中国式に変えたほうがよさそうです。中国ルールでは石(活き石)と地の両方を数えて点数を競います。そうすれば、自分の地を自分の石で埋めても点数は減りません。
自石の一目の眼の計算式はまだできていません。これができると、プレイアウトのロジックを作ることができ、Small Basic の囲碁シミュレータと同様のプログラムを作れます。