Small Basicの本ではないのですが、囲碁プログラムの参考書を紹介します。『コンピュータ囲碁 – モンテカルロ法の理論と実践』(共立出版)です。
モンテカルロ木探索の理論とC言語でのプログラミングの実際について書かれた本です。囲碁のプログラムに挑戦してみたい方には必読の書と言ってもいいと思います。
理論編の著者、美添さんは以前、情報処理学会誌『情報処理』にモンテカルロ木探索の紹介をされた方で、私はその記事を見ながら Small Basic の原始モンテカルロ法のプログラムを作りました。実践編の著者、山下さんは、囲碁プログラム彩(Aya)の作者であり、『コンピュータ囲碁の入門』(共立出版)の共著者でもあります。『コンピュータ囲碁の入門』も私の Small Basic の囲碁プログラムで大いに参考にさせてもらった著書です。
今作成している囲碁シミュレータについても、本書『コンピュータ囲碁』を参考に、統計的な検証をさらに行っていこうと考えています。