今月の情報処理学会誌『情報処理』は「ゲーム情報学」の特集が掲載されています。
ルービックキューブ、数独などのパズルも含め、大貧民、麻雀、ポーカー、将棋、囲碁、どうぶつしょうぎ、アワリ、五目並べ、チェッカー、ジャンケンなど、コンピュータで扱われるさまざまなゲームについての最近の情報が紹介されています。
この特集が書かれる際にはまだ結果は出ていませんでしたが、1月14日に行われた「第1回電王戦」では米長邦雄元名人と将棋ソフト「ボンクラーズ」が対決し、ボンクラーズが勝利しました。
コンピュータチェス「Deep Blue」がチェスの世界チャンピオンKasparov(カスパロフ)に勝利したのが1997年。それから15年たった今日、コンピュータ将棋もいよいよトッププロに照準を定め始めたところです。
日本にはすばらしい囲碁、将棋の歴史があり、そういったゲームから学ぶことも多くあります。また、コンピュータゲームの分野にも日本は多大な貢献をしており、「ゲーム情報学」の研究成果が広く世の中に役立っていくことを期待します。