囲碁プログラムは性能の問題で、Visual Basicへ移行してしまったのですが、Small Basicでのプログラミングを学ぶというところに戻ってこれそうもないので、一旦計画を中止することにしました。
Microsoft Small Basicでのプログラミングを通して、このSmall Basicという言語の特徴が見えてきたので、まとめてみたいと思います。
■インタープリタ言語なので手軽にデバッグが可能
コンパイラ言語に比べて簡単に実行できて手軽にプログラミングが始められる。
■大きなプログラムには向かない
インターネットでプログラムを公開する機能もあるが、2000行を超えるような大きなプログラムは公開できない。
また変数がグローバルな変数のみなので、変数の値を破壊しないよう変数名の管理に工夫が必要。
実行速度もそれほど速くないので、C言語のプログラムを移植してもまともに動かない可能性がある。
■開発中につきバグもある
現在V0.91だが、プログラムの画面でマウスをクリックしてハングすることもあり、小まめにプログラムを保存しておくとよい。
そういう意味で囲碁プログラムはマウス入力による棋譜の保存程度は可能ですが、強い思考プログラムを作るにはSmall Basicは不向きだったと言えます。
年も明けたので、新たな気持ちでSmall Basicの能力の範囲でこの連載を続けて行こうと思います。
新企画では思考プログラムの基礎を学ぶ目的で×○ゲームのプログラム作りに臨みたいと思います。○×ゲームとか3目並べと言ったほうが一般的かと思いますが、海外では×が先攻らしいので×○ゲームと呼びます。公開したSmall Basicのプログラムは世界中の人がダウンロードできるので、プログラムのコメントは今回から英語にしようと思います。
(つづく)